コラム「風」平成26年10月

そうぞうの原点

秋田県美郷町長 松 田 知 己 

 ストーリーがいいのか、主役がいいのか、それとも両方なのか分かりませんが、すごく楽しみにしていた朝の連続テレビ小説が終わってしまいました。「面白かったですね〜」と言うと、かなりの割合で「そうそう」と答えてくれるのではないかと思いますが、みなさんの感想はいかがでしょうか。

 その「花子とアン」。心に残る名場面に加え、琴線に触れる名セリフも多かったのではないかと思います。私の印象に残っている名セリフは「想像の翼を広げて」という主人公の言葉。「そうだよね」と心の中で自然に相槌を打っていました。きっと同様の価値観が私の中にあるのだろうと思います。

 その想像の翼、身の回りに視点を移して見渡してみると、かなりの割合で「想像」が「創造」の原点になっていることに気付かされます。最近、携帯電話をスマートフォンに変えましたが、そのスマートフォン、きっと「あるといいだろうなあ」という想像から創造されたものです。大したものです。

 では、その原点にある想像力、どうやって育まれるのか想像してみます。私が行き着くのは「芸術文化」の力です。スポーツや生活体験、そして教育もその一端を確実に担っているものと思いますが、「想像の糧」としての割合は、芸術文化に軍配を挙げたい認識です(異論もあると思いますが)。

 今月、その芸術文化の祭典が県全体で開催されます。第29回国民文化祭です。美郷町はアクアJAZZフェスティバルと銘打って、JAZZの祭典を開催します。みなさんには、この機会に素晴らしい音楽を通じ、大いに想像の翼を広げていただきたいと思います。またそのことが、「みんなでさっとずつもっといい町」の創造にも繋がっていくように思うところです。

 もちろん他のスタイルも「あり」です。お気に入りの場所で美郷雪華の新作ルームフレグランスの甘い香りを漂わせ、お気に入りのJAZZを聞きながら、特別なグラスで美郷雪華酵母のお酒を楽しむ。きっと癒されるであろう自分を想像すると、なんとなく元気が湧いてくるような気がしませんか?

(広報「美郷」平成26年10月号より)

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