令和2年1月 新年のごあいさつ

新年のごあいさつ

秋田県美郷町長 松 田 知 己 

 新年おめでとうございます。町民みなさんにおかれましては、しい気持ちで令和として初めてのお正月、令和2年の新春をお迎えのことと存じます。めまぐるしい社会環境の動きを受け止めつつ、それぞれの希望や期待が実現する年となりますよう、新たな意欲を持って新年に臨んでいらっしゃるものと思います。

 もちろん美郷町におきましても、合併15周年を経て、引き続き望ましい自治体の姿をめざして、着実な施策展開で着実な成果を残していくよう、新たな意欲を持って新年を迎えているところです。

 さて、今年はいよいよ東京2020オリンピックを迎えます。先の東京オリンピックの記憶がない方も、記憶をお持ちの方も、ともに大いに楽しむオリンピックにしていきたいものです。

 申すまでもなく、私たち一人ひとりの人生は、さまざまな出来事とそれに付随する記憶の積み重ねで形成されていきます。その中に、自分のみならず多くの方々が関わり、その結果としてともに語り合い、共感し合える出来事と記憶を持つことは、自分と社会が繋がっていること、つまりはみんなで生きているということを認識できる意味において、とても素晴らしいことではないかと私は思います。

 美郷町が東京2020オリンピックに関わりを持って取り組みを展開してきている動機は、ここにあります。タイ王国のバドミントン選手のサポートを通じ、「テレビで見た」感覚ではなく「自分たちみんなが関わった」感覚になれれば、美郷町民の意識はシンクロ(同期)します。そして意識のシンクロは、共感に付随する想いの深さや人との関わりによる心強さを生むように思います。さらにそのことは、地域の一体感の醸成にも影響を及ぼすように思います。

 現在の予定では、6月9日、町内で聖火リレーが行われます。また7月上中旬には、総合体育館リリオスでタイ王国の出場選手が練習を行います。そして7月下旬から8月上旬にかけて、公民館でパブリックビューイングを行います。みなさんには是非とも参画していただき、得難い機会である東京2020オリンピックを通じ、語り合える共通の記憶を持っていただきたいと思います。

 美郷町は人口も面積も大きい町ではありません。しかし町民のまとまり感では一番良い町になりたいと思います。そんな期待と希望を持ちながら、オリンピック関連をはじめ、各般にわたる施策展開を今年も一生懸命がんばってまいります。みなさんには引き続きのご理解とご協力をお願いいたしますとともに、令和2年が素晴らしい年となりますことを心より願い、新年のあいさつといたします。

(広報美郷 令和2年1月号より)

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