コラム「風」令和4年6月
デジタル化と利便性
秋田県美郷町長 松 田 知 己
まずは関心の高いコロナ話題から。おかげさまで美郷町では、特別な事情をお持ちの方を別にして、5月をもって新型コロナの3回目ワクチン接種が無事に終了しました。対象のみなさまには円滑な接種の推進にご協力をいただき、誠にありがとうございました。
また、その前段の接種予約については、64歳以下の方には前回同様インターネットによる予約方法も導入し、こちらも総じて順調に進みました。みなさまのご協力に感謝いたします。ちなみにインターネットでの予約は全体の75%ほどだったとのことです。私もスマートフォンで予約しましたが、すぐに予約が取れ、改めて「デジタルの時代だなあ」と感心したことを記憶しております。
その「感心」を支えているのは、デジタル技術と機器であるわけですが、最近のデジタル技術の開発と機器の普及には目を見張るものがあります。例えば、現在多くの方が利用しているスマートウォッチやスマートバンドには、感心を超えて驚愕です。私のスマートバンドは心拍や消費カロリー、最大酸素摂取量などのほか、睡眠の質も測定できます。アナログ人間の私にはびっくり仰天です。
さて、社会では現在、デジタル技術を活用した仕事の仕方が広く求められております。利便性や効率性を得られるからですが、こうした利便性は役場業務にも活用していきたいところで、今年度からは一部の税や利用料をスマートフォンでも支払いできるようにしました。詳しくは広報4月号や「ことしの美郷のまちづくり」で紹介しておりますので、どうぞご覧ください。町では今後もデジタル化を広く検討し、利便性の向上に努めてまいりたいと思います。
なお、行政手続きの分野では「マイナンバーカード」がその目的で導入されております。私はもちろん取得しており、それを利用して一昨年度の所得税申告はスマートフォンで行いました。また先日はワクチン接種証明をスマートフォンで取得しました。まったくもって便利です。さらに今年度中には、マイナンバーカードがあればコンビニで住民票や戸籍謄本・抄本、所得証明などを受け取れる仕組みも導入予定です。まだ取得していない方、ぜひ早めに取得してください。利便性が向上するマイナンバーカード、お薦めです。
(広報美郷 令和4年6月号より)