令和7年1月 新年のごあいさつ

新年のごあいさつ

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秋田県美郷町長 松 田 知 己 

 新年、おめでとうございます。「新年」はみなさんに平等に与えられ、かつ同時に迎える大切な節目の一つです。そこに含まれる意味や意義は深いわけですが、新たな期待や希望、夢を持てる機会として、まずはみなさんで喜び合いたいと思います。

 さて、過ぎた令和6年ですが、美郷町にとっては記憶に残る年でした。ご承知のとおり、昨年は町が合併満20年を迎える年であり、通常の町づくりを計画的に進めながら、お祝いに向けた各般の取り組みも併せて進め、全体として多くの形を残すことができました。町づくりの主な取り組みとしては、名水市場湧太郎及び観光案内休憩所の大規模改修終了と供用開始、仙南小学校の大規模改修や認定こども園への防犯カメラ設置子育て支援拠点施設の設計及び駐車場整備、旧わくわく園宅地化の設計などに取り組みました。他方、20周年に関する取り組みとしては、美郷大使との対談集「成長のヒント」や産業大使による音楽CD「HOPES」の作成、 (ゆかり) のある画家による「町の木、花、鳥、魚」シンボル絵画の制作に取り組み、町民共有の財産を残すことができました。

 迎えた令和7年については、今年3月末までに令和6年度事業をきちんと完結させるとともに、予算案について議決をいただき、子育て支援拠点施設の建築着手、旧わくわく園宅地化の工事着手、野外芸術空間創出として町中央公園への彫刻作品設置、「美郷の四季」絵画プロジェクトなどを順調に進めたいほか、町情報の伝達に関する新たな手法、環境負荷軽減に関する連携企業との新たな取り組み、スマート農業展開への新たな支援などに取り組んでまいりたいと考えております。また、こうした取り組みを通じ、「”美郷らしさ”を誇り、語りたくなるまち」になるよう、今年も最大限がんばってまいりますので、みなさんのご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

 ところで、大手賃貸業者が毎年実施している「街の幸福度ランキング」調査で、美郷町は4年連続で幸福度ランキング県内1位になりました。もはや「まぐれ」ではありません。また、住みここちランキングは県内2位、住み続けたい街ランキングは県内3位と、すべてにおいて上位となりました。あくまで指標の一つではありますが、美郷町に対する「誇りと自信」に繋げていきたいところです。

 以前に増して、何かと考えないといけない社会環境になってきました。だからこそ、考える自分に自信を持つことは大切です。美郷町として自信を深める一年になることを心から願いたいと思います。

(広報美郷 令和7年1月号より)

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