台蓮寺藤清水

◆湧水群データベース◆
名 称 台蓮寺藤清水(だいれんじふじしみず)
所 在 地 美郷町六郷字小安門10
地 目 池沼
古事来歴 『月の出羽路』「六郷川内池邑」の巻に、「内清水、台蓮寺の近
辺にあり」とある。文政よりも昔、この清水の2、300メートル
西で灌漑用水にするために池を掘ったところ、この清水や周辺の3
つの清水が涸れてしまった。これは水脈が底を潜って池のほうに漏
れたので、町民は驚いて埋めたという。真澄は「清水ある近辺には
小穴一つ掘るまじき事也」と書き、その後下郷の五か村より新しい
池を掘るように訴えがあったがことごとく却下されたという。
台蓮寺境内にあり、藤が池のそばの側の古木にからまり、台蓮寺
藤清水と呼ばれている。
周辺状況 台蓮寺庭園内に位置し、藤棚の下が沸き口となっている。樹木も
多く樹齢80年位の藤2本をはじめ、とち、ケヤキ、桜、むねの木
などのに囲まれている。清水周辺にはシダ、あやめ、ふきが密集し
て、水面は散った木の葉、花びらで覆われている。
生育する動植物等 ケヤキ、とち、藤、杉、桜など
現況写真
台蓮寺藤清水写真
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